マイク取り扱いの鉄則

マイクは音の入り口となる大事な機材です。ここでは、一般の方がよくやりがちで実は誤ったマイクの取り扱い方法をご説明いたします。マイクを適正に使用して、トラブルのないイベント運営を実現しましょう。
ボーカルマイクのグリルは覆わないマイクの頭が丸くなった良く見かけるマイク。こういった形状のマイクは、球体の下半分も音を集音し背面の音を集音しにくくする目的があります。
右のようにグリルの下半分を握ってしまうと、本来あるべき機能を果たすことができず、ハウリングがおきやすくなります。マイクを使うときは必ず左図のようにマイクを正しく握りましょう。


引用:https://blogs.yahoo.co.jp/linear_pcm0153/33681426.html

マイクのグリルは絶対にたたかないマイクテストの際にやりがちなのが、マイクをポンポンと叩く行為。良いことは1つもなく、非常にタブーとされている行為です。
そもそもマイクは人の声が空気を伝わる微弱な振動を拾って、音声信号に変えるものです。音の大小も再現できるように繊細に作られています。その繊細な部分をポンと叩くと、内部の振動版に深刻なダメージを与えてしまうのです。マイクは絶対に叩いてはいけません。

プロのマイクテストは・・・?
マイクがきちんとつながっているかどうかの確認は、実際にマイクへ向かって軽く声を出すだけで十分です。
レコーディングの現場では、マイクのヘッドをカリカリとつめを立てて引っかく程度で動作確認を行っています。
マイクをスピーカーの方向に向けないメインスピーカーにマイクを向けると不快なハウリングが発生してしまいます。特にボーカルマイクやスピーチマイクは、スピーカーから遠ざけスピーカーの音をマイクが拾わないようにする必要がございます。

ハウリング対策

ハウリングを抑制する最も簡単な方法は、マイクロホンを目的の音源に近づけることです。また、指向性マイクロホン(カーディオイド、スーパーカーディオイド等)は、ハウリングマージンが高いのが一般的です。オートマチックミキサーによって使用中のマイクロホンの本数を減らすことも、状況の改善につながります。マイクロホンとスピーカーは、なるべく離して設置するようにします。さらに、部屋に音響的な処理を施してガラス、大理石、木などの硬い反射面をなくします。