音響機器取り扱いの鉄則

「PAのプロはミスをしない」と思う方も多いことでしょう。
実は、PAのプロはミスをしないように、あらゆる布石と準備、何度もの確認をして万全の体制で仕事に望むのです。
ミスをしないのではなく、ミスが起こらないようにする、というべきでしょう。
その中で、突発的なアクシデントによる被害を最小限に食い止める方法も蓄積されてきたのです。

PAは初めてというみなさんに、「これならまず大丈夫」というポイントをご紹介していきます。
「プロでなくてもできるPA」のためのガイドブックとしてご活用下さい。こちらのページでは、トラブルのない運営のために必要な注意点をご案内いたします。
バックアップ機器の用意トラブルの原因となりやすい「ケーブル(回線)・ワイヤレスマイク」は少なくとも予備をお持ちになれることをお勧めいたします。高価な機材を使用するプロでさえも必ず予備のマイク・ケーブルを用意しています。
断線などにより音が出なくなった場合、予備の機材があればすぐに音だしを再開することができます。
逆に替えの機材が現場に無いと、計画通りの進行が困難になる場合もあります。

1週間前のチェック ある催し物のPAを頼まれたとしたら、機材を揃えどのように繋いでいくか色々考えることでしょう。
でも、少なくとも本番の1週間前までに、済ませておかなければならいのが打ち合わせ。
ここでの確認次第で、本番の成功の7割が保証されています。
なぜなら、PAのトラブルの7割が「電源・回線・ワイヤレス」で、それらは綿密な打ち合わせをしてれいば未然に防げた、というデータがあるのです。
では、どう打ち合わせを進めればいいのか、このチェックリストで確認しましょう。